気分の上下が激しい方は躁鬱の可能性あり【喜怒哀楽の落差が顕著】

女性ナース

治療としてできること

笑う女医

病院で診察を受けて躁鬱と診断された方は、治療を行なって回復させる必要があります。躁鬱に限らす、同じ気分障害のうつ病に対して理解がない方は一定数います。特に躁鬱の場合は軽躁状態をともなうことがあるため、見方によって患者はとても元気に見えます。そのため、患者がうつ状態になったときに、「ただ怠けている」と勘違いされ、病気として判断されないことがあるのです。そのような方に限って、患者に対して辛辣な言葉を放ってしまうことがあり、結果的に患者のうつ状態が進行してしまうことがあります。躁鬱患者は自殺念慮を持っている方が多いので、それに繋がる思考や行動をさせないことが自殺防止のために有効といえます。そのためには、周囲が躁鬱への理解ある行動をとることが大切です。また、病院での治療も当初は、自殺に向けた思考や行動を抑止することが中心になり、それら思考をおさえながら回復に向けた治療を行なうことになります。

治療の方法としては、抗うつ薬を打つことが一般的です。これにより、うつ状態のときの思考を改善させることができます。また、食欲を回復させる効果があるため、健康的な食生活に戻すことができます。しかし、抗うつ薬の量が多いと、人によっては眠気が発生するなどの副作用があります。したがって、医者と相談してきちんと摂取する量を調整することが大切です。異常に気分が高揚する躁状態に対しては、気分調整薬を用いることが多いとされています。これは投与しても、すぐに成果が現れるものではありません。人にもよりますが、多くの方は数週間後に効果が現れるとされています。気分調整薬は高齢の方が投与した場合、肝臓や腎臓に影響をもたらしてしまう可能性があるようです。そのため、使用するときは医師の判断に従って、きちんと血液検査を受ける必要があります。これら薬による治療のほかに精神療法を通して、躁鬱を治すやり方があります。その一つが認知療法であり、ネガティブな思考を制御するように医者が働きかける治療法です。これは長期的なスパンで回復させる方法として有効とされています。

このように躁鬱を治療する方法はいくつかありますが、基本的には医者の指示に従うことが回復への近道となります。一人で闘わずに、まずは診療に行って自分の精神状態を診てもらうことが大切です。